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朝から早速電話が鳴り出しました。
「WINDOWS95が起動しなくなっちゃったんだけど」
部署はいつもお世話になっている(している？)KS部(仮名)。
もう電話の声でわかってきました(涙)。障害対応の電話は、各部署の代表の方が電話をするようになっているからです。
「もう一度、電源を入れなおしてみていただけますか？」
「いや何度もやってるんだけど、同じところで止まっちゃうんだよ。MOを昨日使っていたときに電源を切ったからかなぁ」
いや、それは関係ないだろ・・・と思いつつ現場へ。
行って見ると、画面には「replace disk」の文字。これって、
OSのブートが不可能になっているのでDISKを入れ替えろ！
みたいなエラーメッセージです。
そのPCを実際使っている方に話を聞いてみることに。
「昨日は正常に電源を切ったんですよね？」
「はい。ただ、このパソコンで共有しているMOに読み書きしている最中に、僕が電源切っちゃったんです。」
「そうですか・・・。でもそれが直接の原因になるとは思えないんですよね」
一応、BIOSをチェックして、Cドライブ以外から起動する設定になってないか？などを試してみましたが、特に問題なし。
実は以前からちょっと挙動不審なPCだったので、ついにHDDが逝ったか？と考えていた時、
「あ、あともう一つ、思い当たることがありました。」
「どんなことですか？」
「昨日、Cドライブの容量が少なくなってきたので、ファイルをDドライブに移動させたんですよ。」
「そうなんですか。でもそれってワードとかエクセルとかの自分で作成されたデータですよね?」
「いえ、そういうのじゃなくて、ファイルです。」
「どこにあった奴ですか？」
「Cドライブの中です」
「え？Cの直下ですか？」
「はい」
ちゅど〜ん(-_-;)
あんたそれ、思い当たりすぎだよ!!!
「あ、ああ、そう、なんですか。Cドライブの直下はまずかったですね〜ハハ。」
「そうなんですか。いや、よくわからないファイルがいっぱい入っているので移動しちゃったんですよ。」
Cドライブの直下といえば、システムファイルがたくさん入ってる大事な大事な場所ですよ。
それをあなた「よくわからないファイル」呼ばわりしちゃあいけません。
っていうか、よくわからないなら消さないで！さわんないで！大切なところいじくりまわすの止めて！っぁあ〜んもう。
・・・す、すいません。
ひとまず事務所に戻って(同建物内)、DOSの起動ディスクとDOS版のFD(フリーソフト)を用意。ダッシュで戻ります。
「・・・これを使えば、Dドライブに移動したファイルを元の場所に戻せると思うので。」
「はい。お願いします。」
しっかし、こういうときに助かるのがDOS版のFDですね。いや今日はあえてFD様と呼ばせてください！
もしこれでだめなら、[sys c:]とか[FDISK /MBR]とかやろうかと思ったのですが、幸いファイルの移動だけで回復しました。
最後に、「移動するならこのフォルダにしてくれ」という説明をして戻ってきましたが、
まさかCドライブの直下のファイルを移動するなんて・・・。
TVを見てるよいこのおともだちはそういうことしちゃダメですよ〜。
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